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食文化の記録
台湾・鼎泰豊 小籠包のルールについての記録
―― すべて鼎泰豊のせい ―― 小籠包の食べ方、という記事やコンテンツを目にすることがある。旅行前に読む人もいるし、店の行列に並びながら見る人もいる。 レンゲに乗せる。皮を少し破る。先にスープをすする。そういう手順が、だいたい同じ形で並んでいる... -
マレーシア
ロンドンで愛されるナシレマについての記録
―― ココナッツオイルという免罪符 ―― 2016年、米TIME誌が「10 Healthy International Breakfasts(世界のヘルシーな朝食10選)」を発表した。トルコの朝食や、日本の「おかゆ」と並んで、マレーシアのナシレマ(Nasi Lemak)が選ばれた。 そのニュースはマ... -
食文化の記録
台湾・二人の食の外交官についての記録
―― 鼎泰豊、春水堂、そして微熱山丘 ―― 日本や海外の街を歩いていると、台湾発祥のブランドが自然に目に入る。意識して探すというより、視界に入ってくる。 85°C。Sushi Express。Gong cha。Chatime。CoCo。 駅前の商業施設の中だったり、空港の動線の途中... -
食文化の記録
台湾・鼎泰豊のチャーハンについての記録
―― 常連客の「本当の注文」 ―― 鼎泰豊に行ったら、テーブルを見渡してほしい。観光客は小籠包を食べている。ただ、地元の常連や食通のテーブルには、別の主役がいることがある。 排骨蛋炒飯。豚肉の唐揚げが乗ったチャーハンだ。 小籠包の蒸気よりも先に、... -
食文化の記録
台湾・ミシュランの星を持たない鼎泰豊本店についての記録
―― 評価のねじれと理由 ―― 鼎泰豊の香港店は、かつてミシュラン一つ星を獲得し、世界を驚かせた。点心という軽い食べ物が、星の制度に回収された瞬間でもあった。 一方で、台北の信義本店は星付きではない。評価はビブグルマンだ。価格以上の満足感が得ら... -
マレーシア
マレーシアの「DIN by Din Tai Fung」についての記録
―― 豚なし小籠包という答え ―― KL Sentralに直結したNu Sentralを歩く。乗り換えの途中のような足取りで、モールの通路を流れていく。 見慣れたロゴがある。鼎泰豊だ。白い看板と、整った書体が目に入る。 ただ、よく見ると少し違う。店名はDIN by Din Tai... -
マレーシア
マレーシア・ナシカンダーの主菜についての記録
―― ショーケース前の逡巡 ―― ナシカンダー(Nasi Kandar)の注文カウンターに立つ。ガラスケースの中には料理が積まれている。茶色、赤、黒、黄金色。色だけで皿の重さが想像できる。 選ぶのはラウク(Lauk)である。おかずを指差すだけの行為に見える。た... -
マレーシア
マレーシアのサンバルについての記録
―― 食卓の赤い辛味 ―― サンバル(Sambal)を、マレーシアのチリソースと呼ぶ説明を見かける。その説明は便利だが、誤解も生む。 ケチャップのような添え物として置かれると、役割が縮む。しかし食堂、特にママック(Mamak)のテーブルでは、サンバルは主役... -
マレーシア
マレーシアのナシレマについての記録
―― 定番のココナッツライス ―― 早朝のマレーシアは、まだ街が起ききっていない。空は明るくなりきらず、車の音も少ない。路上のテーブルだけが先に稼働している。 その上に、緑色の小さなピラミッドが山積みされている。正確には、ピラミッドというより正... -
マレーシア
マレーシアのロティ・チャナイ派生についての記録
―― 無限のバリエーション ―― ロティ・チャナイ(Roti Canai)は、マレーシアの朝に最もよく出てくるメニューだ。 基本のロティ・コソン(Roti Kosong)は、あくまで始まりに過ぎない。 ママック(Mamak)の鉄板の前では、客のわがままがそのままメニューに...